映画のキタコレイッヌ

勝手な評価。自身も気になる家族で見れるのか表記。

リトルデビル/斬新なのに退屈ノーマルホラーコメディ 家族で見れる?

リトルデビル

Netflixにて。義理の息子が悪魔の子…?

家族で見れるか…エロいシーンはちょっと危ないな、、程度で直接的なのはありませんでした。

が、えろくて下品な下ネタは少々あり、全体としては家族向けな感じなのに、そこが厳しいなぁという所です。

 

 

個人的には星ゼロ。見ない方が良いくらいです。

 

 

 

以下ネタバレーーーーー

 

 

 

幼い息子が悪魔かもしれない、いや悪魔だ!やばい!な王道展開だが変わっているのはその子から逃げたり闘ったり…ではなく、段々親子の絆が生まれ、愛情から守り…となるところ。

ホラーと思ってみるとハートフルコメディじゃねえか!とガッカリしますが、多分斬新?なのかしら。

 

 

しかし感想は…うーん、つまらない。

 

 

オーメン、シャイニング、ポルターガイスト、とにかく沢山のホラー映画オマージュがカメラワークやストーリー、キャラ等ふんだんに盛り込まれてて、カーアクション、トラブル、カルトetcとかく要素モリモリ。

話もサクサク進む。

だがつまらない。

 

 

登場人物の地味な嫌な感じ。スティーブン・キング原作映画に多い、下品な登場人物を目指した?下品野郎だけど楽しいバディ?分からないが嫌なだけ。下ネタもつまらん。全体的に楽しくない痛さ。伏線?も不要。

音楽もわざと外した感あるがその上でつまらん。

 

 

前半の展開速いから何となく察したが、途中から親子のハートフルコメディ。それとしても質が低いというか、退屈というか。コメディにしてもセンスが壊滅的に無い…?私に合わないだけ??

 

 

ホラーとしてもつまらないのに。

もしや俳優達の顔の影響もあるのかしらん、何となく気味悪く、印象的。それは良いはずなのに、ちっとも好きになれないというか、狙ってるのか分からないが嫌な感じがした。

 

 

 

特に日本語吹き替えの子供の声は合わなすぎる。それが気になるったら。字幕にしても好きにならないが。

 

 

真面目に観て大損気分。つまらん。見ても見なくても一緒時間返してくれ。視力の無駄。。。

これだけオマージュあって要素盛って展開もあってつまらないとはすごい。逆に。

 

 

 

4.外見/驚異の部屋 家族で見れる? 泣きそうになる程現実の憧れ,疎外,罪も美も恐怖も

Netflixギレルモ・デル・トロの驚異の部屋

全部観たし、好きなのは何個かあるもののどうしても4,外見 の話がグサグサと悲しいやらリアルやら、とにかく強烈に刺さったので記したい。

私が感傷的過ぎるので面倒い事長く言ってます。

 

 

 

ちなみにヌードシーンはあるものの芸術的でイヤらしさを感じないです。

ただ、女性達の会話の下ネタがエグいし多すぎるし、胸、手のエロティックな強調のされ方がド凄いので私は家族では見れない…絶対。

 

グロシーンは悪趣味!!って程ではありませんが普通にあります。あと、皮膚を掻く、赤く爛れるとかがあるので人によっては苦手かもです。

 

以下ネタバレ含ですーーーーーーーー

 

タイトルの通り、外見がテーマで、怪奇な出来事はあるものの、むしろ主人公、そして世界の美やらの持つ怖さがゾクゾクするお話でした。

 

主人公の女性は自身の外見に嫌悪感を持っていて、美に強い憧れがある。

勤め先の同僚達は皆、美容にこだわるキラキラした人達。

彼女達に憧れを持ち輪に加わりたいけど、どうも馴染めない。

 

この馴染めない感じの描き方が、よくあるブスな女の子が主人公の恋愛マンガだのに多い、主人公に非が無いのに美人がキツくて可哀想!の構図ではない。

 

主人公が馴染めないのは外見のせいだけじゃ無く性格のせいもあって、しかもその性格は本人がひねくれてるとか卑屈とか、悪い訳じゃなくて、根っから周囲と相容れず浮いてしまう性質なのがどうもやるせない。

 

美人達が主人公を軽蔑したり、疎外気味にするのも酷く意地汚いという訳ではなく、確かにそうなるのも理解ってしまう…というのが実に実に!現実的、すごく現実的な構図。

実際、現実ではどうしようと人は輝く人達、惨めな人達、の構図がある。

 

しかも、主人公がその事を理解した上で心からは受け入れられない、というのが何とも苦しい。

実際に映像で主人公のどうも浮く様子を観ると、痛々しくて目を背けたくなる。

 

旦那?はありのままの主人公を肯定してくれるものの、コンプレックスを持つ人なら誰しも分かるであろう、どんな綺麗事を並べようと美の持つ力、醜い事の残酷さに苦しむ主人公の旦那に持つ不満がとてもリアル。

旦那が宥める為に主人公の長所を言うが、内面のことばかり。どうしても変わらない外見は事実。

 

 

こういった美の憧れや苦しみを、外見を生まれ変わらせるローション、というアイテムを通して見事〜に描いたと思う。

主人公が正気か狂ったか分からずともイカれた行動に走るのも、どこかでスカッとしちゃう。

 

 

 

 

生まれ変わった主人公はやっぱり心から可愛くて美しいなと美の力を実感してしまって、前半の主人公の苦しみと旦那の綺麗事と世間の美は正義、というのがムカムカするようなスカッとするような。

そして生まれ変わったのに、最後の笑う主人公のシーンで不安になって世界に不信を抱かされた気分になった。

 

 

 

あといーっちばん褒めたいのは女優さんの顔!!

加工かと思いますが、所謂「ブサイク」じゃなくって、本当に不思議な顔。私だけか分からないけど、見てて不安になるし、怖さがある。醜いとは思わないし、可愛さもあるような。ただ、周囲と相容れない顔としてはしっくりしてしまう。

 

醜さを扱う作品だと累やノートルダムの鐘とかが浮かぶけれど、この不思議な顔程悲しくなる顔、表情の演技に惹き付けられるのは中々無いと思う。眉と大きい眼の悲しさ、鼻、口、顎の絶妙なバランス、生まれ変わった後の、こうなるのか!!となる落差といい、最高に印象的。

 

 

 

ローションとか、犯罪やら下ネタやら別人なのに気にしなすぎ!!とかつっこめば沢山あるけど、ルッキズムに苦しむ自分には刺さるし、表現のうまさ、リアルさがとっても好きな作品でした。

 

 

現代でも昔でも、弱肉強食の世界で美は一種の強さで美しくなる事は強くなること。どんな綺麗事言ったって、それは変わらないのに。

逞しい体や権力と同じように巧く使えば強さの一種、呑まれる事もある。

しかし美となると整形やらありのままやら、手に入れるのに当たりが強いような…。とかグチグチ思ってしまう。

 

 

 

 

関係ないけど、ローション開発者の博士、フルハウスのジョーイに似てたな。

あと、CGのローション人形のシーン、シャイニングの裸美女思い出す。

あと、日本語字幕、吹き替えがちょいとポパイ感あって好き。

ラチェッド1.全てが魅力的過ぎる!家族でみれる?

Netflix2020の全8エピソードシリーズ。

グロ・エロのシーンがまあまあ多く、しかも長めだったりと、家族で見るのはおすすめしません。

 

1話感想

主人公ラチェッドの全てに端から釘付け。

あらすじすら見ないで見始めたので彼女がする行動やらストーリー、目的全てが謎だったのに、どうしても目が離せない!

 

 

映像を見るだけでもこだわりが強いな〜というカット、色彩。映画「キャロル」みたいな映像の魅力がMAX。

建物も全てが美しい。それを一点透視図法?正直分からないけど、印象的な映し方をするからそれだけでも観てられる。

衣装も時代的に、シルエット、色、素材、デザインどれをとっても見慣れない物なのに好きになってしまう。

ファッショニスタでもない私だと、この衣装がもし蛍光灯の白く明るい部屋でマネキンが着てたら奇抜でいやらしくて滑稽に感じそうだけど、ラチェッドが着ると馴染んでむしろシック、エレガントで完ぺきに調和しているから不思議。

 

ラチェッドを演じるサラ・ポールソンは「キャロル」で観たせいか、メイクやらに秘密があるのか、レズビアンぽいなと何故か感じてしまったが、何であれ彼女の顔の魅力と言ったらすごい。

海外の顔の美醜やらは分からないけど、実際この方の顔立ちはレトロなのか、王道の美女なのか、気になる。

不思議なのは「キャロル」で見た時はこんなに魅了されていなかったこと。

 

 

髪色や目の色の影響か、キラキラ、ギラギラや浮いた印象はなく、地に足ついたような、品があって強かな美しさがある。

 

目力に惹き付けられるが、決して睨みが怖いと言う様な力ではなく、思わず釘付けになって夢見心地で支配するような力。

何か強い意志を感じるのにそれが何なのか分からない、底知れない、怖いような、人工物かもと思うような、マイナスの美しさが凄まじい。

 

 

ラチェッドが話す時、視線がまっすぐ相手を捉えてたり、唇の動き、口紅の綺麗なこと、目が潤んでいて洗脳されそうになるのがたまらなく魅力的で、この表情、角度全てが意図的な演技だとすると驚愕、そして分かった上でやっぱり見とれてしまう。

 

もうストーリーも謎めいていて気になってしまうし、精神病院という舞台もラチェッドの正体も楽しみで仕方ない。不愉快な人物にラチェッドが動じず、さりげなく強いのも楽しくて仕方ない。

 

 

話の感想というよりは何だか谷崎潤一郎ぶった臭い、キモい賛美になってしまったが、とにかく見て欲しいったら!

誰も眠らない森 拗れまくってて暗い欲を感じれたグロハラハラホラー?パニック?

Netflixによる2020の映画。暇じゃないなら見ない方がよさげ

 

超適当偏見グチグチダラダラ感想です。

 

 

えろ系のシーンあり、下ネタ多し、低俗な登場人物多し、暗い、胸糞、グロ要素多しなので家族で見るのはおすすめしません。

 

しかし親と観てしまった。

 

ストーリーや雰囲気はB級パニック等にありがちな感じで、まぁポップコーン食べながら見るには楽しめた。斬新で新しい!ってのは無い。

 

しっかり序盤の段々怖くなる感じ、終盤のハラハラドキドキはあった。

最近のホラー映画でがっかりなCG感ありありのビジュアルは無かったので嬉しかった。

 

 

 

以下ネタバレ含ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

双子の化け物のゴツゴツブツブツブヨブヨ!のビジュアルとモーションは嫌悪不快恐怖を抱かせる感じでバッチシで気に入った。

ただ、誕生の経緯とか目的がまぁまぁ明かされた上で微妙、がっかり。

こっちの勝手な、ホラーを楽しみたい!って姿勢からすると、もっとそこの設定ゾクゾクするのにしてよーって思ってしまう。

 

あと、登場人物たちの心情やら行動から感じる制作側?とにかく誰かの男女観、卑屈、劣等感、正義心とセットで下心ある感じと、ラストに妄想の染み出ちゃってるとこは気色悪くて好きかもしれない。

 

全体で言っても社会への不満やら憎しみを自覚出来てる人が作ってそうだなーってシーンが多め。

性癖もうぉう…っての持ってそうだなーと勝手に思っちゃう。

そういったとこも含めて考えると、ちゃんと異質で雰囲気もストーリーもうまーく昇華されてる傑作なのか…??とか考え出す。

 

 

ひねくれてる人の更に一部にめっちゃ好きになる人が出そうな映画でぴた!

 

これ皆普通に楽しんでるのかしら、めちゃめちゃ疑問。