ラチェッド1.全てが魅力的過ぎる!家族でみれる?
Netflix2020の全8エピソードシリーズ。
グロ・エロのシーンがまあまあ多く、しかも長めだったりと、家族で見るのはおすすめしません。
1話感想
主人公ラチェッドの全てに端から釘付け。
あらすじすら見ないで見始めたので彼女がする行動やらストーリー、目的全てが謎だったのに、どうしても目が離せない!
映像を見るだけでもこだわりが強いな〜というカット、色彩。映画「キャロル」みたいな映像の魅力がMAX。
建物も全てが美しい。それを一点透視図法?正直分からないけど、印象的な映し方をするからそれだけでも観てられる。
衣装も時代的に、シルエット、色、素材、デザインどれをとっても見慣れない物なのに好きになってしまう。
ファッショニスタでもない私だと、この衣装がもし蛍光灯の白く明るい部屋でマネキンが着てたら奇抜でいやらしくて滑稽に感じそうだけど、ラチェッドが着ると馴染んでむしろシック、エレガントで完ぺきに調和しているから不思議。
ラチェッドを演じるサラ・ポールソンは「キャロル」で観たせいか、メイクやらに秘密があるのか、レズビアンぽいなと何故か感じてしまったが、何であれ彼女の顔の魅力と言ったらすごい。
海外の顔の美醜やらは分からないけど、実際この方の顔立ちはレトロなのか、王道の美女なのか、気になる。
不思議なのは「キャロル」で見た時はこんなに魅了されていなかったこと。
髪色や目の色の影響か、キラキラ、ギラギラや浮いた印象はなく、地に足ついたような、品があって強かな美しさがある。
目力に惹き付けられるが、決して睨みが怖いと言う様な力ではなく、思わず釘付けになって夢見心地で支配するような力。
何か強い意志を感じるのにそれが何なのか分からない、底知れない、怖いような、人工物かもと思うような、マイナスの美しさが凄まじい。
ラチェッドが話す時、視線がまっすぐ相手を捉えてたり、唇の動き、口紅の綺麗なこと、目が潤んでいて洗脳されそうになるのがたまらなく魅力的で、この表情、角度全てが意図的な演技だとすると驚愕、そして分かった上でやっぱり見とれてしまう。
もうストーリーも謎めいていて気になってしまうし、精神病院という舞台もラチェッドの正体も楽しみで仕方ない。不愉快な人物にラチェッドが動じず、さりげなく強いのも楽しくて仕方ない。
話の感想というよりは何だか谷崎潤一郎ぶった臭い、キモい賛美になってしまったが、とにかく見て欲しいったら!